ある日、100件のターゲットリストから反応率が高そうな30件をChatGPTに選んでもらおうとした時のこと。
条件をいくつか伝えて、いざ抽出してもらうと、あっという間に30件をピックアップ。
「さすが早いな」と思って確認してみると、最後に選ばれたのが40番目のリスト項目。
「あれ…?41番目以降が一つも入ってない?」と気になって聞いてみると、AIはこう返してきたんです。
「はい。1番から順に見て、高そうなものを30件選んだら、ちょうど40番目で30件に達したので、そこまでしか見てません!」
…え、まさかの“途中で打ち止め”?
“AIなのにサボった?”と一瞬思ってしまいました(笑)
でも冷静に考えると、これは完全に「こちらの指示不足」。
「全件見たうえで抽出して」と明確に伝えていなかったんですよね。
もう一度、1〜100まで全て見て選び直してもらうと、今度は違うリストが出てきて、明らかに精度も上がっていました。
このとき、私はふと「AIって新人っぽいミスして可愛いな」と錯覚とはいえ、思わず感情移入しちゃいました。AIに感情移入も今後大きな問題になるかもしれないなと感じました。
やはり、これからは「AIにどう聞くか」が仕事の質を大きく左右するのは間違いありませんね。
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新人への指示と同じくらい、「AIにどう頼むか」で仕事の成果が変わる時代。
あなたはAIと、ちゃんと会話できていますか?
