先日イオンが新AEON Payの発表会を行い、AEON PayとWAONを統合する事でスマホ1つでQRコード決済やタッチ決済の両方に対応できるという発表でした。その中で2030年度には業界シェアNo.1を目指すという目標を掲げており、イオングループの本気度が伝わる内容でした。
今の日本のキャッシュレス普及率は経済産業省が今年の3月に発表したものが最新ですが42.8%と、2018年のキャッシュレスビジョンに掲げた2025年までに40%という目標を達成している状況です。
2018年が24.1%ですからこの6年で倍近く普及したといっても過言ではありません。皆さんも日常生活の中で現金よりキャッシュレスを使うシーンが増えたのではないでしょうか?
ちなみにアジア諸国でいうと東京都のレポートでは韓国が95.3%、香港が83.8%、シンガポールが63.8%と高く、日本はまだまだ普及の余地がある状況です。
話を少し戻して、日本でキャッシュレスが浸透してきて、きっと皆さんも日ごろから使っているQRコード決済の割合はどれくらいだと思いますか?これも経産省の発表によると最新のデータでは42.8%の約10%程度と、実は意外と低いのです。これも韓国、香港、シンガポールが50%を占めることと比較するとまだまだ伸びしろがある状況ですね。
諸外国の事例からも、クレジットカードなどのキャッシュレスの進化には大きく2つの要素があります。1つは政府の強力な後押し、もう1つは「デバイスの進化による店頭等で決済するスタイル、”支払い方の変化”」です。クレジットカードをスワイプしてサインする取引が、かざして決済したり、バーコードを読み取ったり、我々が使うデバイスの進化にあわせて、支払い方が変わってきたのが大きいと考えます。
QRコード決済が伸びているものの、果たしてこのままでいくのか、私はきっと5年後はさらに変わっていると考えています。
冒頭の新AEON Payが2030年度にコード決済のシェアNo.1を獲るというお話も、それが可能になるのは、プロモーションを強化して伸ばす方法もあると思いますが、きっと”支払い方の変化”によるものが大きいと考えます。タッチ決済とコード決済の融合も1つかもしれませんし、もっともっと便利な”支払い方”が登場するのではと考えております。
次世代決済サービスと顧客体験のデザインの専門家として、引き続き注視したいと思います。